431話

アンドリューは年齢を感じていた。マシューとの一ラウンドを終えると、腕が痛くてほとんど上がらないほどだった。ショットを二度続けて外し、彼は脇に寄り、ニコラスのプレイを見守った。

最初、ニコラスの最後のショットはただの幸運だと思ったが、見れば見るほど感心させられた。「ラムジーさん、あなたの腕前はたいしたものですね。プロを除けば、これほど見事なスキルを持った方を見たのは初めてです」

彼は一息つき、微笑んだ。「ラムジーさん、本当にお上手ですね」

ニコラスは肩をすくめた。「私が上手いのではなく、あなたがもっと練習が必要なだけですよ」

アンドリューは黙り込んだ。

手厳しいな……。

なぜニコラス...