428話

アンソニーはネクタイを緩め、シャツのボタンを外し始めた。その細い指が彼のセクシーな喉仏を滑り落ちていくのを見て、レベッカは思わずごくりと喉を鳴らした。

なんて素晴らしい体つきだろう。触れたらきっとすごい感触なんだろうな。本当に触ってみたい。でも、あの身長に見合うだけのものが、下のほうにもちゃんと備わっているのだろうか。

レベッカは突然、自分がどんな馬鹿げたことを考えているのかに気づき、自分の額をぴしゃりと叩いた。「ルイスさん、やめてください。私を誘惑しないでください。何かとんでもないことをしでかしてしまいそうです」

アンソニーの美しくカーブした鎖骨を見つめながら、彼女は少し力が抜けるのを...