章 341

老人と李小川は息の合った攻撃を繰り出した。長短の剣が絶妙に相手の隙を突き、風青子を追い詰めていく。風青子の体には新たな傷が幾つも刻まれていった。

皇廷宗は顔色を変えた。彼は当初、圧倒的な強さを持つ風青子を頼りに秦朝一派を一網打尽にし、その後秦岳と手を組んで秦家を我が物にしようと目論んでいた。しかし、先天の高手が現れ、自分の切り札である風青子でさえ苦戦を強いられているとは。

皇廷宗は大勢が既に決したと悟り、「撤退!」と叫んだ。

風青子も退く意を決し、足を動かして逃げようとしたが、李小川と老人がそれを許すはずもない。白嘉轩は逃がしてしまったが、風青子まで逃がすわけにはいかなかった。

李小川...