章 774

真気が自然と溢れ出すということは、龍飛の体内に蓄積できる真気がすでに飽和状態に達していることを意味していた。こういった状態では、いくらエネルギーを吸収しても、彼の実力は向上しないのだ。

まるで龍飛の身体がコップのようなもので、水がいっぱいになれば、それ以上水を入れることができないのと同じだった。

「まさか、これが俺の限界なのか?」

吸収したエネルギーが真気に変換されず、体外へ溢れ出す状況に、龍飛は一抹の不安を覚えていた。

確かに龍飛の現在の実力はすでに非常に高いものだった。もし戦神学院に入学して、あれほど多くの強者たちと出会っていなければ、おそらく自分の実力はすでに絶頂の域に達している...