章 764

「必ず優秀な錬薬師になってみせる。百里先輩のように、私の錬製した丹薬も宝閣の競売会に並ぶようにしてみせる!」

店の棚に並べられた自分が錬製した凝神丹を見つめながら、赤峰宇は心の中で自信満々に誓った。

「峰宇くん、修離の師伯を探してるのかい?あいにく、もう内院に戻られたよ」

そのとき、曹店主は満面の笑みで迎え出て、すぐに赤峰宇の前に立ち、丁寧な態度で告げた。

「曹さん、師伯に連絡する方法はありませんか?急ぎの用事で助けが必要なんです!」

赤峰宇は切羽詰まった様子で言った。上品の凝神丹を錬製するには玲瓏玉鼎がなければ、どんなに錬丹の技術が高くても上品の丹薬を...