章 735

「どうした?鼎の良し悪しが丹薬の品質にも影響するということか?」

赤峰宇の言葉に龍飛は興味を覚えた。結局のところ、彼にとって丹薬の調合術はほぼ門外漢同然だったからだ。

「そうだ。薬鼎は丹薬を調合するための容器に過ぎないが、丹薬の品質には極めて重要な役割を果たしているんだ!」

赤峰宇はうなずくと、自分の青木薬鼎を取り出して言った。

「見ての通り、青木薬鼎は千年松の木で作られているだけだ。一般的な丹火の強度には耐えられるが、六階以上の丹火には耐えられない!そして極上の丹薬を調合するには、丹火が六階に達していなければ無理なんだ!」

赤峰宇の説明を聞いて、慕容菁菁はしばらく考え込んだ後、すぐに疑問...