章 676

箱を開けると、青い光を放つ二つのエナジーストーンがすぐに目に飛び込んできた。

その青い輝きは異様なほど眩しく、エナジーストーン全体が半透明の状態を呈していて、まるで二つの水晶のようだった。

「なんて綺麗なエナジーストーンなの!」

龍飛が受け取った二つの上品エナジーストーンを見て、慕容菁菁はすぐに称賛の言葉を口にした。

「上品エナジーストーンは普通の人が炎化できるものじゃないぞ。中に含まれるエネルギーが強すぎる。俺は中品エナジーストーンに換えた方がいいと思うがな」

赤峰宇は忠告するように言った。彼の実力をもってしても、この等級のエナジーストーンを炎化できるかどうか分からないのだから。

エナ...