章 402

「陸おじさん、こんにちは!」

龍飛は丁寧に挨拶すると、竹の腰掛けにきちんと座った。普段は不真面目な彼だが、この時ばかりは一変して、どこか緊張した様子を見せていた。

そう、龍飛自身も思いもよらなかったことだが、国防兵団の古参幹部にさえ逆らう勇気のある彼が、陸文山の前ではすっかり大人しくなっていたのだ。

もちろん、そこには陸雪瑶の存在が影響していた。それに陸雪瑶が彼を自分の彼氏だと紹介したことで、龍飛はまるで義父に会うような気分になっていた。

「龍飛、素雲から聞いたが、君は腕が立つそうだな。今は東子の代わりに試合に出ているのか?」

陸文山はお茶を注ぎながらも...