章 348

梅龍はすぐに戻ってきた。吐き気が収まったようだ。

皆の視線を感じ、梅龍は頭を振りながら溜息をついた。「この犯人は残酷すぎる。あの血の匂いが鼻についてしまって、思わず吐いてしまった。すまない」

若い警官の一人が軽蔑したように言った。「まるで本当に見てきたかのような言い方だな」

その若い警官の皮肉に、梅龍は特に反論せず言った。「本当かどうか、見に行けば分かるだろう?ただ、見たときにあんたが怖くて眠れなくなるのが心配だがな」

その警官は言い返した。「笑わせる。俺、馬暁光はこれだけ長く警官やってるんだ。どんな現場も見てきたさ。少なくとも、ある人みたいに死体のかけらを見ただけで気持ち悪くなって吐き...