章 982

自分の皺くちゃになった両手を見つめながら、思わずため息をついた。

この陰龍の玉佩には一体どんな秘密が隠されているのだろう。猛虎との戦いの中で、明らかに生命力が流れ出ていくのを感じた。幸い今は若さと体力に恵まれているが、もしあと数年経って体が弱くなっていたら、陰龍の玉佩を発動させた時点で、相手が手を下す前に息絶えていたかもしれない。

心を落ち着かせ、静かに陰龍の玉佩を手に取る。そして精神力を集中して、内部をじっと見つめた。今回は龍の目を見ることなど全く考えていなかったが、何の手がかりも見つけられなかった。

ただ、龍の姿がより一層生き生きとしているように感じた。鱗や爪は金色に輝き、非常に迫力...