章 856

そして、私の弁舌さわやかな説得の末、紅姉さんはついに私のために話を取り計らってくれることに同意してくれた。今度蘇甜甜が欧陽強と会うことになれば、私がボディーガードとして彼女に付き添うことになる。

ちゅっと音を立てて、私は紅姉さんの頬にキスをした。

「紅紅、本当にありがとう!大好きだよ!」思わず甘ったるい言葉を口にすると、紅姉さんは少女のように頬を赤らめた。

紅紅は私が彼女に対して使うニックネームで、もちろん彼女も私のことを華華と呼んでいる。二人の間では本当に甘ったるくて、自分でも耐えられないほどだ。でも自分の大きな計画のためなら、これくらい何でもない。

ついにチャンスが巡ってきた。

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