章 855

私はプッと笑い、そのままパチンと音を立てて紅姉さんの頬にキスをした。ニヤニヤしながら言った。「そうだよ、別の目的があるんだ。実は僕、この軍の大物に目をつけてるんだ。彼が僕を囲ってくれたら、この先の人生は安泰だよね」

「ふざけないの!」紅姉さんも私の冗談に吹き出して、軽く私を押しやった。それから得意げな目で私を見ながら言った。「残念ながら、あなたは男だから。彼はあなたには興味ないわ。甜甜さんだけが好きなの」

「へえ?じゃあ甜甜さんも彼のことが好きなんだ。お互い惹かれ合ってるなら、さっさと結婚すればいいじゃない?」私はわざと知らないふりをして言った。

すると紅姉さんは目を白黒させ、声を潜めて...