章 852

この時点では夜明けまであと数時間しか残っていなかったが、僕たちは少しも眠気を感じず、むしろ闘志を燃やし続け、強靭な体力を惜しみなく使い果たしていた。

紅姐は半ば拒みながらも受け入れる様子で、彼女もこのリズムに慣れていたのだろう。思い切って目を閉じて快楽に身を委ね、夜が明けるまで戦っては休み、五、六回の激しい戦いを繰り返した末に、僕はようやく紅姐を完全に屈服させることができた。

「これからは甜甜お嬢様の前で私をいじめないでよ、わかった?」紅姐が僕の胸に寄りかかりながら、顔を赤らめて言った。

僕は軽くうなずいてから、にやりと笑って言った。「じゃあ、彼女の見えないところなら好きなだけいじめても...