章 767

医師たちは藁を持ってきて、火をつけ始めた。

どんどん燃え広がる炎を見ながら、心の中で少し残念に思った。師匠が生きていた頃、七彩七夜の花を薬の媒介として見つけることを切に願っていたと言っていたのだ。

まさか、あの方は生涯見つけることができず、今私が見つけたというのに、使う勇気もない。七彩七夜の花は私には手に負えないものだ。

家全体が炎に包まれるのを確認してから、私たちは車に乗って立ち去った。

去り際に気づかなかったことがある。空中で一枚の花びらがふわふわと漂い、ゆっくりと私の背中の服に落ちたのだ。

そして静かに私の服の中に潜り込んだ。この一部始終を、私はまったく知らなかった。

病院に着くと、私た...