章 71

その後、彼女は私に告げた。「趙おじさん、早く取ってください。私、我慢できますから…早く終わらせてくれると助かります…」

どこが辛いのか、彼女は私に教えてくれない。私に解決させようともしない。

この女性の意志の強さといったら、自分に対して容赦ないほど厳しい。

少しくらい自分を甘やかしたっていいじゃないか。私が中に入って温めてあげれば、彼女自身も楽になるのに。こんなにいいことなのに。

彼女は拒む。はぁ……

趙夕月の柔らかな肌に刺さったプラスチックの破片をすべて取り出した後、私は縫い針をしまった。

ただ、もう取り終わったとは彼女に告げなかった。彼女のあの魅惑的な場所から目が離せなかったからだ。...