章 709

特に若い男女が、カップルになって寄り添う姿が本当に羨ましい。彼らのような若さがあれば、私も今頃どれだけの女性と遊べたことか。

実は私が知らなかったのは、私が彼らを羨ましく思っている時、彼らもまた私のことを心の中で羨んでいたということだ。李雪は王先生には及ばないものの、クラスの花と呼べるほどの美人で、彼らの傍にいる彼女たちよりずっと美しい。

きっと多くの人が心の中で私のことを罵っているだろう。この老人はさぞ金持ちに違いない、でなければこんな美人をどこで引っ掛けたというのか。

私と李雪は市の中心部の商店街に向かった。この通り一帯は携帯電話を売る店ばかりで、前回も私はここで買ったのだ。

その...