章 679

私は頷いて、李雪がセクシーな体つきを揺らしながら歩いていくのを見送った。その姿に胸が高鳴るのを感じた。

夜になって、私は張さんの警備室へ向かった。入り口に着くと、当直の姿が見えない。少し戸惑いながら中に入ると、張さんが机に突っ伏していた。不思議に思い、彼の前まで行って肩を叩いた。「兄貴、どうしたんですか?」

張さんは顔を上げ、私だと分かると急いで涙を拭いた。「来てくれたか、弟よ」

私は頷きながら尋ねた。「兄貴、どうしたんですか?何かあったんですか?」

張さんはため息をついた。「特に何があったわけじゃないんだ。ただ、劉くんのことを思い出すと、どうしても辛くてな」

そう言うと、また目に涙が...