章 65

その後、私は彼女がこっそりとティッシュを取り出し、スカートの中に入れるのを見た。

そしてそのティッシュが再び姿を現した時、わお、なんて不思議なんだ。乾いていたはずのものが濡れたティッシュに変わっていた。まさに奇跡を目撃する瞬間だった。

乾いていたかと思えば濡れていたそのティッシュを食い入るように見つめていると、趙夕月の頬は真っ赤に染まっていた。

彼女は恥ずかしそうに言い訳した。「あの、さっきあなたに枕にされて少し熱くなったから、ウェットティッシュで拭いただけよ、拭いただけ」

好きなだけこのバカをからかえばいい、私が何も分からないと思って好きにしろ!

いつか必ず、あなたに分からせてやる。私は...