章 61

「あぁ、これこそまともな物言いだな。そりゃ支配人を務めるわけだ」

支配人を褒めようとしたその時、彼は突然私の腕を掴み、脇へと引っ張った。

「兄さん、気にしないでくださいよ。若い女の子はまだ世間知らずでね。気を悪くしないでください」

この年配の支配人がこんなに気の利いた言葉を掛けてくれて、私の気分はずっと良くなった。

私が彼に言おうとした時——

口を開く間もなく、彼の言葉が小声で私の耳に届いた。

「兄さん、あの薬が効くんですよ、マジで効きます。私なんて以前はもう穴を覗いても垂れ下がったままでしたがね、ヘヘ、あの薬を飲んでからどうなったと思います?毎晩新郎気分ですよ。フロントの李ちゃんなんて、毎晩...