章 512

「ええ、ええ、その通りです。ボクです、はは」と僕は急いで頷きながら、照れ笑いを浮かべた。

「あら、趙さんがこんなに早く来るなんて思ってもみませんでした。ちょっと待っていてください、白先生を呼んできますね」そう言うとその看護師は振り返って中へ歩いていった。

約二分ほど待っていると、中から二人の女性が話す声が聞こえてきた。そして白衣を着た、身長170センチほどで、やや金色がかった髪の美女が出てきたのが見えた。その姿を目にした瞬間、僕は思わず息を呑んだ。まさかこの白先生がこんなに美しいとは。

顔には薄くメイクが施され、魅力的な瞻と色気のある唇は、思わず噛みつきたくなるほど。しかも彼女は非常に背...