章 430

「情報を送ってからそう時間が経たないうちに、その娘から返信が来た。

「ねえ、勝手に何をしたのよ?」

「何でもないさ、やられたらやり返しただけだ」

私の返事に、この娘はもう爆発寸前だった。というのも、私たちは事前に何をするにしても彼らに連絡して、彼らの同意を得てから行動することに決めていたからだ。

だがこういった事柄については、彼らに連絡したところで、私が集団暴力事件を起こすことなど絶対に許可するはずがない。

彼らを信用していないわけではない。ただ、彼らの固定観念からしてこういった行動には向いていないのだ。警察官をチンピラのように喧嘩や暴力沙汰に関わらせることなんてできるわけがない。

だから彼女...