章 391

「私の方は、郭楚楚が全部指示通りにやってくれたんだが、かけた時は相手は通話中だった。

その後も何度か試したけど、やはり相手は通話中のままだった」

「あなた、これは……」

郭楚楚の言葉がまだ口から出きらないうちに、私の携帯が鳴った。

「夏茜からだ」

「出て」

電話が繋がり、スピーカーフォンにしたとたん、夏茜の少しパニック気味の声が流れてきた。「もしもし?たまむし?張強から聞いたんだけど、何かあったって?冗談じゃないでしょ、本当なの?どこにいるの?今すぐ行くから」

「彼女に住所を教えて」

どうやら張強が出て行った後、すぐに夏茜に知らせたようだ。だったら電話で詳しく話す必要はないな。

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