章 371

「さっき降参した時は、心の中で『もう三十分以上やったし、十分だろ』って自分に言い聞かせたんだけど、この女が本気出すと、やっぱりダメだな。まだまだ持久力不足か」

降参した瞬間、彼女も絶頂に達して、今は甘い吐息を漏らしながら、同じように言葉も出ない状態だ。

「ば、ばか……誰のせいで先に弄られたと思ってるの……芯…芯が……私、目が覚めそうになったんだから……さっき…彼女が……寝返り打った時なんて死ぬかと思った」

「へぇ、怖がることもあるんだな。今度はもっとスリリングなことしようぜ」

「だめ、このエロ馬鹿」

その夜は安らかに眠った。明日何が待っているのかわからないなら、考えるだけ無駄だ。思い...