章 1584

それから嗤っと一声、沈君三の全身の精血を吸い尽くして腹の中に収めた。

陳家の老爺が急に顔を上げると、突然、一体の干からびた屍体が空中から落下してくるのが目に入った。がたんと音を立て、地面に落ちて二つに折れてしまった。

「息子ッ!」彼は完全に狂乱状態に陥り、闘志の炎が燃え盛った。そして、まるで正気を失ったかのように血殺盟の盟主に向かって飛びかかり、命知らずの攻撃を繰り広げた。

相手の実力は大幅に削がれていたが、死を恐れぬ勢いで陳家の老爺と激しく戦った。両者とも相手を殺すために命を懸け、傷を負わせ合い、全力で戦った。

「ッ!」

周囲の者たちは思わず息を呑んだ。この級の戦いに彼らが口を挟む余...