章 1551

「はっはっは、このクソガキめ、お前も逃げられんよ。よくも老夫の魂を吸収しようとしたな。老夫の全身が毒だってことを知らなかったのか?」蠱張の顔に不気味な笑みが浮かんだ。

その瞬間、不味いと思った私の目の前で、コウモリの元霊が弾き飛ばされる。蠱張の体が急速に凝縮され、やがて眩しい光の塊へと変わり、恐ろしい気配を放っていた。

「趙、避けろ!奴は蠱毒を仕掛けようとしている!」戦神刑天が瞳孔を縮め、即座に警告の声を上げた。同時に彼の姿が一瞬にして消え、駆けつけようとする。

だが、時すでに遅し。私と蠱張の距離があまりにも近すぎた。あの光の束こそが蠱張の魂の精髄であり、彼は自らの霊魂を代償に最後の力を...