章 1550

「戦神様だ!」

「戦神様は私たちを見捨てなかったんだ!」

「あまりにもタイミング良すぎる、もう死ぬかと思った!」

黒龍隊のメンバーたちが口々に叫び、九死に一生を得たことに安堵していた。江湖の雑魚たちも思わず大きく息を吐き出し、何とか命拾いができたことに胸をなでおろしていた。

刑天の姿が皆の前に現れた。彼は高みから皆を見下ろし、威圧的な気迫を放ちながら蛊張に向かって言った。

「この老いぼれ、お前が死を偽っていたのは最初から見抜いていたぞ。案の定、また姿を現したな」

蛊張の霊魂体は宙に漂いながら、今にも消えそうに揺らめいていた。

彼は歯を食いしばりながら言った。「刑天、どうやってここに現れた?...