章 1501

二人の実力は玄澄と肩を並べるほどで、地面に遠く立っているだけで、まるで足元に根を生やしたような、銅の柱のような存在感を放っていた。

「この二人はただ者ではないな。だが、選択肢はない」私はそう心の中で思いながら、率先して擂台へと足を踏み入れた。

今や擂台は瓦礫の山と化しており、これ以上激しい戦いがあれば完全に崩壊してしまうだろう。

「阿弥陀仏、凌施主。今や貴方は一人、我らは二人。どちらと戦いたいと思われますか?」大和尚は仏号を唱えてから尋ねた。

周囲の者たちは思わず緊張した。彼らは目が見えないわけではなく、この二人の実力が玄澄に劣らないことを見て取れたからだ。私の武術は彼らの目には確かに...