章 1422

「陳家のお爺さんの護符以外にも、まだ切り札を温存している。あの重傷を負った蠱張と対峙すれば、戦う余地は十分にあるはずだ」

「小僧、良いぞ!急に殺す気が失せてきた。取引をしないか?」蠱張が突然ヘヘッと不気味に笑いながら言った。彼は顎に手を当て、何かを企んでいるようだった。

眉をひそめ、警戒心を抱きながら尋ねた。「言ってみろ。どんな取引だ。無茶な要求でなければ、受け入れる可能性もあるがな」

「痛快だ!」蠱張の口元に笑みが浮かび、続けた。「老趙、我々の間に深い恨みはない。命を懸けて争う必要もないだろう。お前の女にも手は出さん。氷宮を開く鍵だとしても、今の俺の傷では宝を持ち帰れん。結局は刑天のあ...