章 1387

「こちらは老趙だ。彼は絶世の天才でね、我が黒龍小隊にはまさにこういう人材が必要なんだ。隊長には既に話を通してある。この任務が終わったら、直々に彼の実力を試すことになっている」

刑風はにこやかに言った。わざと「絶世の天才」という言葉に強調を置いて、明らかに波風を立てようとしている。

案の定、長天と成山の表情が変わった。ただし長天が見せたのは軽蔑の色だったが、成山の方は興味津々といった顔つきだった。

「絶世の天才?いいじゃないか、会ってみたかったよ。老趙、入隊試験の時は手加減しないからな。お前の実力、見せてもらうぜ!」長天は薄気味悪く笑い、思わず身震いした。

一方、成山は率先して私に手を差...