章 1325

この言葉が終わるや否や、沈君龍はすぐに緊張し始めた。彼は徐東を脇へ引き寄せ、小声で言った。「お前、本当に勝算があるのか?あれは俺が父に頼み込んで、やっと鍛造してもらったものだぞ。もし負けたら、二本目はないんだからな」

彼の声は大きくなかったが、我々内門の高手の耳から逃れることはできなかった。私の心に冷たいものが走った。あの飛剣はなんと陳家の老爺が鍛造したものだったのか。だからあれほどの威力を持っていたわけだ。

「それならば、私も一つ品物を出して恥を晒そうか」李方が突然、手から水晶球を取り出した。その中には五色の光が煌めき、実に目を奪うような輝きだった。

その水晶球は私の目には、何の変哲も...