章 1305

しかし、獣の檻に幽閉されて長年自由を奪われていたのだから、功罪相殺というところだろう。今や彼は死に、遺骨は軍に預けられたままだ。

六人の部下を連れて外出し、私は彼らに引き続き劉家の見張りを続け、劉艶の身の安全を必ず守るよう命じた。もし敵の奇襲に遭ったら、すぐに私に知らせるようにと。

彼らを見送った後、一人でSUVに座り、思わず苦笑いが顔にこぼれた。

三号の死は、私から見れば本当に無駄だったと思う。

人の命はたった一度きり、生きることこそが自分に対する最大の責任だ。今や彼は死に、軍がどれほど大きな追贈を行おうとも全く意味がない。栄華富貴も過ぎ行く煙のようなもの、生まれる時に持ってくること...