章 1285

「それはコウモリ吸血鬼の始祖なのに、私はまだ内力修行の境地に足を踏み入れたばかりの小僧だ。どうして私がその伝人になる資格があるというのか?それに今は華夏の地にいる。吸血コウモリは追放された勢力だ。もし伝人になれば、華夏での居場所など無くなってしまうではないか」

「老前輩、お断りすることはできませんか?」私は魂で恐る恐る問いかけた。

吸血コウモリは言った。「もちろん可能だ」

喜ぶ間もなく、不気味な声で続けられた。「断るならお前の魂を喰らい尽くし、完全に私のものとしてやろう。どちらにせよ結果は同じ。弟子にする手間も省けるわけだ」

ぞっとして身震いし、私はすぐに観念して言った。「わかりました...