章 1273

「え!?」しばらく私は受け入れられなかった。つい先ほどまで彼はまっすぐな態度で、私に邪道に踏み込まないよう毒を吐くような誓いを強いていたのだから。確かに人としては嫌な奴だったが、紛れもない正道の人物だったはずなのに。

「人は見かけによらぬもの、海の水は斗で量れぬ。この老趙は、彼がそうやって君を助けるのも、何か別の目的があるんじゃないかと心配しているんだ。ただ、それが何なのかまでは見抜けないがな」金龍は言葉に心配の色を滲ませた。

心配事を抱えたまま陳家の庭園を後にし、私は一人で張家の豪邸へ戻った。夜になり皆が眠りについたのを見計らって、外で飛行の練習を始めた。昼間は手札を研究し、夜は実践に励...