章 1224

「まだ《亀盾功》を習得していてよかった。そうでなければ、防御の結界はもう破られていただろう。」《亀盾功》を使っていても、今や体を覆う防御の膜は薄く、かすかに光を失いかけている。

「はっ!」

互いに同時に手を引き、この一度の試し合いで相手の実力を測り知ることができた。刑風は私の金蛇錐を食らい、彼も楽ではなかったはずだ。彼の防御結界も私の攻撃で危うくなっていた。だが私はこの一撃を迎え撃つために全力を尽くしたのに対し、彼はまだ力を温存していたのかもしれない。

刑風は私より少し強いが、その差はそれほど大きくない。この試し合いの結果はそういうことだ。

ぱちぱちぱち!

耳に拍手の音が届いた。軍の...