章 1220

「なるほど、趙さんの師匠は本当に高人だったんだな。我が軍に力を貸してくれれば、これ以上ないことなんだがな」と軍の首長は笑いながら言った。

彼は一方で私を取り込もうとし、もう一方では意図的に私たちの関係を近づけようとしていた。

結局のところ、こんなに強力な師匠がいれば、今後どんな問題に直面しても対処しやすくなるというわけだ。

「申し訳ありませんが、師匠は自由気ままな生活に慣れてしまい、もはや誰かのために働くような身ではないんです。ですが、世の中のことを案じており、若い者は山を下りて功績を立てるべきだと考え、私を送り出したのです」私は臆面もなく嘘をつき、軍の首長は何度も頷いていた。

彼は大笑いして...