章 1118

「普段から個人的な恨みを解決するための場所だ。広い敷地はお前たちが手合わせするのにちょうどいい。だが趙さん、くれぐれも気をつけてくれよ。もし何かあったら、私は責任を取りきれないからな」

彼が心配しているのは私の身の安全というより、自分の将来のことだろう。私も彼の相手をする気はなく、言われた闘技場の方向へ真っすぐ歩き出した。

小頭目は急いで後ろについて来て、私に方向を指し示している。

看守は彼の指示を受け、しぶしぶと囚人たちの牢を開け、後ろについて順番に闘技場へ連れて行った。

「親分、こんな大事になっちまって、どうすりゃいいんですかね?」小頭目の側にいた兵士が尋ねた。

小頭目はすぐに彼...