章 106

「私、鞭とかロウソクとか、そういうスリルのあるプレイが好きなの。この前の清涼油みたいに、すごく気持ちいいの!」と彼女は恥ずかしそうに告白してきた。それも部屋に入る時だった。

彼女がそう言うから、俺はもう興奮が止まらなかった。思いっきり楽しまないと、彼女に申し訳ない気がした!

そこで俺が先に部屋を取り、彼女は買い物に行くことになった。

ところが、待てど暮らせど、十分経っても彼女は戻ってこない。俺はもうほとんど爆発寸前だった。

電話で急かそうとした時、受話器の向こうから彼女の銀の鈴のような得意げな笑い声が聞こえてきた。

「ざまあみろ!私が油断してる時にあんなことするから、じっと我慢してな...