章 1011

したがって、薬の処方箋は稀少、薬材は見つけ難く、丹薬師は少なく、さらに成功率の低さが重なり、治療用丹薬の生産量は極めて少ないのだ。高度な内功の持ち主でさえ、命が風前の灯火となり、家財を使い果たして一粒の丹薬を求めても、売ってくれる者はいないことが多い。

このことから、合歓派の底力はかなりのものだと言える。小培元丹が一小瓶まるごと、龍飛揚が去る際に私にポンと渡したのだから。これはまさに夢にも求めた宝物で、たった一粒で危機的状況で命を救ってくれるものなのだ。

治療用丹薬は、多くの人の命よりも高価なのだ。

だから私は大猛の回復が治療用丹薬とは関係ないと確信している。別の方法、つまり内功の達人が...