章 1205

「すべて整えたよ。さあ小詩、灵韵を家に連れて帰ろう」林浩は神源晶棺を担ぎ上げ、林若诗の小さな手を引いた。

「帰るって、どこに帰るの、パパ?金楼?それとも私たちの家?」林若诗は首を傾げ、好奇心に満ちた目で父親を見つめた。

確かに彼らの家は林家の祖宅だが、灵韵の家と言えば、秦淮金楼のはずだ。

だが今や秦淮金楼には誰も残っていない。灵韵も青衫も命を落とし、十二金钗も全て散ってしまった。秦淮金楼には雷家と林家の者以外の修練者はおらず、仙奴も誰一人いない。

もはやあの場所は「家」とは呼べないのかもしれない。

家族がいるところならどこでも家であり、家族がいなければどこにいても流浪の身——

秦淮...