章 1178

「出張費?」

海潮院から戻ったばかりの員は一瞬戸惑った。どうして龍主に出張費なんて請求するんだ?

しかし海潮院はすぐに思い当たった。さっき自分と話す前に、龍主から電話があって、林浩は二言三言話しただけで慌てて切ったのだ。

おそらく龍主が林浩を探していたのも、この件に関してだろう。

海潮院は笑いながら言った。「あの、宮主様、今回の出張費を精算していただけませんか?多くはいりません。ここに数日滞在して、何食か食べさせてもらえれば」

林浩は不機嫌そうに海潮院を見た。「都合のいいことを考えるね。治ったらさっさと妖都に帰れよ。ぐずぐずするな。自分で作りたいなら作れ。霊獣の肉なら少し持って帰るの...