章 1102

深海の底、龍宮の上、霞光が散り、神橋が崩れ去り、神道が消え、霊韻も沈惜顔との繋がりを断ち切った。

しかし霊韻の様子がどこか変だった。全身から力が抜けたように萎れ、空を飛ぶことさえ維持できない。林浩は天へと飛び上がり、落下しそうになる霊韻を支え、顔には心配の色が満ちていた。

霊韻は林浩に安心させるような笑みを向けた。「大丈夫よ、惜顔も無事だから。次に会う時には、全く新しい惜顔に会えるわ。きっとあなたにサプライズがあるといいな」

「はぁ、無事ならいいんだ」沈惜顔が無事と聞いて、林浩は内心ほっと胸をなでおろした。サプライズがあるかどうかは、あまり気にしていなかった。驚かされるだけでなければいい...