章 1040

広大な虚空の中、上古の仙人が無上の偉力を以て虚空に開いた一片の空間。そこには壮麗な府邸が建てられていた!

しかしその府邸は既に明らかに荒廃し、内部の壮麗な古建築は塵に覆われ、壁は剥落し亀裂が走り、名状しがたい奇妙な植物が這い回っていた。中庭は雑草が生い茂り、木々に覆われていたが、雑草はすでに枯れ黄ばみ、木々も葉を落として朽ち果て、今にも倒れそうになっていた。

雑草と枯れ木は府邸の假山や塀を覆い隠していた。荒廃し塵に埋もれ、没落した景色ではあるものの、かつての威厳と神聖さを完全に隠し去ることはできなかった。

この生気のない空間では、時折恐ろしい空間の亀裂が現れ、一方は華夏の妖都へと繋がり、...