章 1003

鳥族の強者たちは怒り狂い、次々と審判者に抗議を始めた。しかし審判者は、ただ闘技台上での命に関わる危害を禁じているだけであり、闘技台外の出来事には関与できないと告げた。

実は瑶姫が定めた規則は「大会は良いが、人命を損なってはならない」というものだった。それを審判者がこのように曲解したのだ。

目の利く者なら誰でも分かる。これは明らかに審判者が人間たちを庇っているのだ。鳥族の一団は激昂し、狂ったように林若詩を追いかけていった。

しかし、彼らが追いついた時にはすでに手遅れだった。

小山に近づいた途端、神々しい光に吹き飛ばされてしまったのだ。「小さな霊獣ごときが神女の居所に無断侵入するとは、死罪...