章 979

「馬天遠の目に冷たい光が走り、言葉と同時に両手を振り上げた。バケツほどの太さを持つ紫色の稲妻が二筋、三相大聖境の恐るべき道韻と威圧を纏いながら、虚空に浮かぶ太陽神殿へと唸りを上げて襲いかかった。

「馬天遠、お前は本当に死にたいのか!」

南宮烈は馬天遠が沈天水に手を出すのを見て、憎々しげに彼を睨みつけた。

南宮烈は知っていた。太陽星河の河主である沈天水は五相大聖境の等級を持ち、三十三天界で最も地位の高い河主だ。馬天遠には沈天水に刃向かう資格など全くない。

「ドーン!」という轟音と共に、天を突く白光が一瞬閃いた。その刹那、高くそびえ立つ太陽神殿は、極めて眩しい白色の大陣に完全に包まれた。

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