章 894

「贤弟、修行の資源をありがとう。おかげで三相大道境まで進階できたぞ」燕南山が歩み寄り、大声で言った。

「燕大兄、気にしないでください。私たちは兄弟ですから」欧陽志遠は笑みを浮かべて答えた。

燕南山は朗らかな笑い声を上げ、「そうだ、俺たちは兄弟だ。それにこの小娘たちも妹として認めよう。今後誰かがこいつらをいじめようものなら、この燕南山が許さんぞ!」と豪快に宣言した。

「わぁ、志遠お兄ちゃん、もうすぐ帰れるよ!出口はたった一万里先だよ!」突然の驚きの声が響き、ぽっちゃりした少女が目を輝かせて叫んだ。

彼女の双瞳神眼は、雷暴荒原一面に広がる雷光を貫き、五万里先にある真霊秘境の出口を捉えていた...