章 422

「余計な口を挟むな!」欧陽志遠は一喝すると、上古の戦刀を手に、空飛ぶ絨毯に乗って稲妻のように斬りかかった。

欧陽志遠は、しばらくの間上古戦刀への祭練を続け、刀の神識と交流を深めてきた。剣術の達人ではないものの、神識を使って上古戦刀を自在に操ることができるようになっていた。

一刀振り下ろすと、上古戦刀から蛮荒の気配を帯びた虹色の光が爆発的に放たれ、唸りを上げながら最も近くにいた魔法使いへと襲いかかった。

その魔法使いは既に欧陽志遠に警戒を向けていた。虹色の刀光が切り裂くように飛んでくるのを見ると、すぐさま呪文を唱え、両手を素早く動かした。不気味な気配に満ちた黒い障壁が身体の前に現れ、魔法の...