章 411

「すみません、霜儿さん。ご存知の通り、誰でも気軽に火焰山に入って我が楚家の領地に足を踏み入れられるわけではありません。どなたのお友達でも、審査が必要なんです。霜儿さん、少々お待ちいただけませんか」猿顔の男が冷ややかに笑いながら、少女の命令を拒否した。

霊船には、奇妙な形をした極上の修練原石が山積みされているだけでなく、楚家の内門弟子たちも所狭しと立っていた。欧陽志遠はこの機会に神識を放ち、彼らの修為と実力を観察した。

船上にはおよそ百人以上がおり、先頭に立つ猿顔の男は霊台境の修為を持ち、涅槃境第一級よりも上だった。他の者たちも霊台境第一級に相当する烈焰境あたりの修為を持っていた。

烈焰境は...