章 1246

「ふふ、この小僧から仙霊の気を奪えば、自分も仙界へと飛昇できるというわけだ。

探し求めて足の裏に穴が開くほど歩き回ったのに、まさか簡単に手に入るとはな。

長年閉関して世間と関わらずにいたが、まさか大陸全域で仙界飛昇の可能性が最も高かった趙長生が欧陽志遠にやられるとはな。

おかげで俺様は仙人の飛昇で残された仙霊の気を拾い、功力が飛躍的に伸び、四相大霊境まで一気に上り詰めた。

今はこの小僧から仙霊の気を奪い、五相大霊境に昇れば、飛昇も夢ではない」

金面の男は突然、欧陽小凡の懐が膨らんでいることに気づいた。

「お前の懐にあるのは何だ?」

これを見た金面の男は、欧陽小凡が何か宝物を持っているのでは...