章 1240

血元、血魂、血祭の三人も顔色を変え、目を見開いて呆然としていた。

十八体のオウヨウ・シエン、全身から金色の光を放ち、虚空の中で極めて不可思議で神秘的な陣形に沿って、高速で回転し、瞬間移動を繰り返していた。どれが本体なのか、まったく見分けがつかない。

「こいつ、恐ろしいほど強い。絶対に殺して、奴の法宝を奪い、奴の功力を学ばねばならん」

「ドォォン……ドドン……」三人の法宝と、チュウ・チウチーの刀山大陣が、虚空に浮かぶ十八体のオウヨウ・シエンに狂ったように攻撃を浴びせた。

激しい爆発音が絶え間なく響き、金色の光が四方に飛び散る。

オウヨウ・シエンの砕け散る姿は、すぐに再び形を成していく。

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