章 1207

李逍遥の元神は話しながら、まるでバネのように元に戻りつつある空間の縁を見つめた。

趙長生と老尼僧も眉をわずかに寄せ、その方向を見た。

あの万張の金色の光を中心点として、二つの非常に広大な空間領域が急速に静まりつつあったが、空間の縁はまだ完全に消えていなかった。

趙長生は少し躊躇した後、慌てて言った。「李城主、ということは、あの畜生はすでに数千万里も離れたところに逃げたのですか?」

李逍遥は沈んだ声で言った。「空間折り畳みが作動した。あの畜生は数千万里先にいるか、あるいはあの空間領域の縁にいるかだ」

李逍遥の元神は目に冷光を閃かせ、数百万里先にある、眩い玄妙な光を放つ折り畳まれた空間の縁を見つめ...